第13試合 ルキアン・アラウージョのジュビロ磐田での活躍を心から応援しています
J1に所属をしているジュビロ磐田から正式に、タイのチョンブリFCに所属をしていたブラジル人ストライカーのルキアン・アラウージョの加入について発表された。
今回の移籍に関しては、友人としては心から祝福をしていて、日本での活躍を楽しみにしている。けども、タイで一緒に選手とエージェントとして仕事をしており、自分の母国である日本に移籍をする際に関与が出来なかった事についてはすごく悔やまれるという心境だった。
とはいえ、エージェントとしてもまだまだ未熟であり、沢山のチャレンジをしていかないといけない訳で、この悔しさをバネに、自分に何が足りずに、どのように改善をしてチャレンジをしていかないといけないのかを肝に命じて、今まで以上に挑戦を続けていくのみである。
本当にルキアンと出会えて、一緒に仕事が出来て良かった。
まだ、彼が韓国のクラブと契約が残っているにも関わらず、彼のブラジル人エージェントと連絡を取り、その問題を解決するにあたり契約を結んだパタヤ・ユナイテッドからは相当、プレッシャーを与えられていた。他韓国人エージェントからタイのクラブに無いような嘘を伝えられ、危うくルキアンの契約が白紙になりそうな時もあった。でも、その経験を出来たのもルキアンという選手と仕事が出来たからであり、大変だったけども感謝をしている。
タイでの1シーズンを終えるタイミングではタイ国内の5クラブからオファーがあった。その中で、最も熱量が高くて、パタヤ・ユナイテッドの時と大きく生活環境を変える必要が無いチョンブリFCを選択をした。その選択が間違いがなかったかのようにチョンブリFCでも活躍をし、今回、タイリーグ からJリーグへステップアップする機会を手にすることが出来たのである。
そして、彼に最も感謝をしている事がある。それは、今自分が新しく法人を設立したドバイに移住をするきっかけを与えてくれたと言っても過言でも無い。と言うのも、タイ国内でルキアンのエージェントを担当させてもらっている中で、アラブ首長国連邦のクラブから移籍金を払ってルキアンを買い取りたいと言う話が届いたのだ。
その話の内容を整理をし、タイのクラブに伝えると、移籍を容認をすると言う前向きな返答が返ってきた事を思い出す。最終的にはそのアラブ首長国連邦のクラブがもう1選手をキープしており、その選手と契約を結ぶと言う形となったのだが。
移籍を実現させてあげれなかった事に対して複雑な気持ちにもなったのだが、タイで活躍をした場合、中東のクラブも選手に興味を持ってくれると言う事実を知ることが出来た。移籍金をと給与を合わせると当時のルキアンの給与の倍くらいのオファーではあったが、自分の視野が中東にも本気で向き始めた瞬間である。
その後、アラブ首長国連邦にも何度か視察に来て、実際にこの国のリーグを肌で感じたのだが、本気でこの国に向き合えばルキアンにこの国のクラブから連絡があったように、また、大きな金額を動かせると信じている。
どうか、ジュビロ磐田に加入をしたルキアン・アラウージョという選手を日本のサッカーファンの皆さんに暖かく迎え入れてやって欲しい。本当に性格も良く、チームの誰からも好かれ、ピッチに立てば縦横無尽に走り、ゴールを奪ってくれる頼りになるブラジル人ストライカーです。
今回の移籍でルキアンには先に大きなステップアップをされてしまったけど、次は更に大きなオファーを持って来れるように自分自身も中東の地でステップアップが出来るようにチャレンジを続けていく事を誓います。
ルキアン、改めて、ジュビロ磐田との契約、おめでとう!