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第29試合 イギリスのレスターで体感をした世界基準の本物のサッカー文化

2019年9月26日

ロンドン

 

サッカーの仕事を始めるようになってから早7年が経過をしようとしている。この7年間は殆どアジアに居続けた。と言うか、居続けるしかなかったのかなと思っている。

 

丁度、自分がサッカービジネスにチャレンジをさせてもらってからは、タイに日本人選手が増え続け、Jリーグとタイリーグ がリーグ間提携を行い、それに伴い、各国のクラブ間パートナーシップも頻繁に行われるようになったタイミングであった。東南アジアといえども、タイだけでは収まらず、周辺国であるカンボジアやラオス、ミャンマー、マレーシアにも徐々に日本人サッカー選手の需要も高まり、沢山のサッカー関係者がアジアに進出をし、自分自身が関わる事が出来る仕事も少しずつ増えてきていた。

 

そんな中、2017年にカターレ富山やカンボジアのアンコールタイガーでプレーをしていた村松知樹とウズベキスタンのクラブとの契約に携わる機会があり、その際にウズベキスタンを訪れて、東南アジアと比較をしても物価が安く、ヨーロッパとアジアが融合した独特のサッカーを目の当たりにして、自分の中でのサッカー感や世界観が変わった時があった。その経験から、タイから東南アジア、東南アジアから中央アジア、そして、アジアサッカー連盟に加盟をしている47の地域と国に対して、エージェント事業を中心としたサッカービジネスを展開していきたい、または、していかなければいけないと考えるようになった。

 

上記なような理由があり、2019年に中東のハブとなっているアラブ首長国連邦に法人を設立し、試行錯誤しながら西アジア全域の開拓を行なっている真っ最中で、このブログもドバイに滞在をしながら書いている。

 

ドバイを拠点にチャレンジを続けて行く中、ドバイは中東のハブだけではなく、アフリカやヨーロッパとアジア各国とを繋ぐハブになっているなと気づき、ドバイを経由地としてヨーロッパに行ってみようと考えたのだ。実際のところ、バンコクとドバイの往復と、バンコクからドバイをトランジット地としてロンドンに行ったとしても航空券代金が大きく変わる訳ではないので、この出張の流れは自分にとっても非常にメリットがあるなと感じた。

 

そんななり行きでヨーロッパに行く機会を得たのだが、やはり行くからには仕事としての結果も求められるし、何かを得る時間にしないといけない。そんなこともあり、サッカー発祥の地として今もなおヨーロッパでもっとも大きなサッカーマーケットの一つとなっているイギリスに行くことを選択をし、自分との関わりもあり、今後、ビジネスにも繋げられる可能性が高い、タイのキングパワーがオーナー権を持つ、レスター・シティーFCの試合を視察することとなった。

 

 

当日は、ここ数年、連絡を取り続けているレスターシティーに務める友人にチケットを手配をしてもらい、素晴らしい環境で試合を観戦する事が出来た。競技のレベルが高いことはもちろんだけどども、それ以上に、スタジアムにいるスタッフの方々のホスピタリティーの高さに感動をし、サッカー場にいるのではなく、まさに5スターホテルにステイをしているのではないかという感動を覚えた。

 

日本人としてタイに住み、タイでサッカービジネスをさせてもらい、イギリスでタイの方々に迎え入れてもらい、大げさに聞こえると思うが、今までの人生の点が線になるような感覚を覚えた。ここでは書けないような話も、クラブの方々と出来、自分にとって新しい挑戦がこの試合を機にキックオフしたような気がしている。

 

 

ドバイに来る前は、日本から東南アジアへサッカーを通じて、どのような貢献が出来るのかを精一杯考えながら行動をしていた。しかし、現在は、「アジアから世界へ、世界からアジアへ」どうサッカーを通じて世の中に貢献が出来るのかを考え始めている。

 

サッカーというスポーツは本当にグローバルで、言葉が分からなくてもボールを一緒に蹴れば気持ちが通じるし、世界中どこに行ってもサッカーが好きな人達が居て、会話の中心がサッカーとなっている。この環境に身を置けていることは幸せだが、沢山の凄い人たちも見えているので、危機感も日々持っている。

 

サッカーというビジネスに関わらせて頂いている以上、常に世界の頂点を目指し、行動をしていかないといけないと肝に命じている。このレスター・シティーFCのスタジアムに足を運んでしまった以上、いつかプレミアリーグと自分の選手が契約が出来る様にチャレンジをしていくのみ。

 

日々、アップデート。ロンドンに行って良かった。

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Koichi Mano

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