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第24試合 中村侑人とのオマーンへの挑戦を経て思い出させてくれた初心の気持ち

2019年9月11日

オマーン

 

昨晩は、2022年にカタールで開催されるサッカーW杯予選であるミャンマー代表対日本代表の試合を自宅で静かに観戦をすることが出来た。静かにというのは娘2人が早めに寝てくれた事により、子供達の声に実況がかき消されずに見れたということ。

 

基本的には何も無い日は家族との食事の時間を優先して家で夕食を摂るのだが、昨年にミャンマーサッカーとも多少関わらせてもらったこともあり、昨日の試合は日本語の実況がある中でゆっくりと観戦をしたかったので、外でみるか家で見るかすごく迷っていた。

 

ただ、出張やアテンドなどもあり、家族と一緒にいれる時間が限られているので、昨日は妻にも相談をして、子供達のケアではなく家にいるにも関わらずサッカーを見ることを優先をさせてもらったのだ。

 

個人的な感想としては、ミャンマー代表にはもう少し前半頑張ってもらって、接戦を期待していたし、日本代表には後半はもっとゴールを入れてもらい、クォリティーの差を見せて欲しかったなという思いを持った。とはいえ、日本代表としては勝ち点3の獲得と怪我人がおそらく0の試合だったので十分に合格点を与えられる試合だったのかなと勝手に評価をしている。

 

アジアサッカー全体を見ている自分としては、西アジアの強豪国であるサウジアラビアやウズベキスタン代表が苦戦をしているのは残念だ。しっかりと最終予選まで勝ち残り、少しでもハイレベルでドキドキするような戦いを見たいとも思っているので、勝つべきチームにはしっかりと勝ってもらいたいと思っている。

 

勿論、日本代表がカタールW杯本戦の出場権を獲得する前提で話をしている。

 

 

そして、9月10日に中東の一国であるオマーンという国の移籍期間が閉じたのである。昨年の11月に現地に足を運び、オマーンについて色々と肌で感じてきた。そして、今年の7月にも足を運び、新シーズンに向けた契約獲得に向けて準備もしてきたし、チャレンジもしてきた。

 

その中で、写真に写っている中村侑人に現地入りをしてもらったのだけども、結果として、この機会では契約を取ることが出来なかった。中村くんからは感謝の言葉などを伝えてもらったけども、この世界は契約を獲るか、獲らないかの2つの結果しかないし、獲れなかったら負けを示している。

 

この世界というのは、プロサッカー選手の契約に携わるエージェントとして生きている上での話である。中村くんだけではなく、過去に一緒に仕事をさせてもらい、結果を得られなかった時に、「精一杯頑張ってくれました」、「自分の力不足です」などと選手が伝えてくれることもあるけど、選手からの依頼をもとに、仕事を引き受けた時点でこちら側は、契約を勝ち取るという結果のみしか追ってはいないし、プロセスを売りにしてしまったら、この仕事は続けられないと思う。

 

時には中村くんからも厳しい言葉をもらったが、それに対しての不満は一切ないし、その言葉を糧にして、チャレンジを続けて行くしかない。

 

本当に沢山の経験をさせてくれているこのプロサッカー選手のエージェントという仕事には感謝をしている。契約を獲れなければ選手から厳しい言葉をかけられたり、クラブからも契約書をもらったけどもサインが出来なかった場合は脅されたりもする。良かれと思って行動をしていても、悪徳と言われたこともあるけど、自分を信じて、自分と一緒に仕事をしてくれる選手達を信じて、途中で諦めずに、少しでもこの仕事を続けて生きたいと日々思っている。

 

この仕事をしていなければ、アラブ首長国連邦に法人を設立したり、オマーンやウズベキスタンに行ったりすることもなかっただろう。そして、出会えなかた人達も沢山いるはずだ。いつも選手達には辛い思いをさせてしまっているなと思っているけど、いつか必ず沢山の観客の前で試合をさせてあげたいと思っているし、高い給与を得てもらいたいと思っている。

 

その為には、自分自身が世界中を歩き回って、沢山の人と出会って、サッカーを観て行かなければ行けない。選手との仕事ではプロセスを評価して欲しいとは一切思っていないけども、大きな結果を得る為には必ず、日々の努力が必要となるのは間違いない。

 

今回の中村くんとのチャレンジで、自分がエージェントの仕事をスタートさせた時を思い出した。初心を忘れてはいないつもりだけども、何か大事なものを思い出した気がする。自分にとっての中東チャレンジは始まったばかり。今後、中東で結果が出せるときがきたとしても、それはゴールではない。このグローバルスポーツであるサッカーと携わらせてもらっている人間として、常に世界を意識しないといけないし、世界一を目指さないといけない。

 

言葉ではなく、行動で示す。自分がそれを行えば、選手もついてきてくれるし、選手も自ずと結果が出るはずだ。そうすれば、自分の価値もおのずと上がって行くし、選手達の状況も変化をして行く。明日からではなく、今日から。今から全力で、改めてチャレンジをして生きたいと思います。

 

侑人中村、ここで諦めるな。また、必ず、チャンスを作るから。

 

それでは、今からクアラルンプールへ行ってきます。

 

 

Koichi Mano

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